あしたにつながる環境推進活動
「持続可能な開発目標」(SDGs)について
2015年に「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、持続可能な社会の実現に向けて企業の積極的な取り組みが期待される中、課題解決に貢献すべく取組みをさらに加速させていかねばなりません。
世界の課題にこれまで以上に真摯に向き合い、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けていきます。
持続可能な開発目標(SDGs)は、2015年9月の国連サミットで採決され、2016年から2030年までに達成すべきものとして掲げた世界共通の目標です。
具体的には、17の大きな目標とそれらを達成するための169ターゲットで構成され、地球上の誰一人として取り残さない、世界の実現を目指した目標です。
沖縄コカ・コーラグループでは、事業活動を通じてSDGsの実現に貢献することを目標に、日本のコカ・コーラシステムを始めとして、ステークホルダーとのパートナーシップを大切に地域・社会の課題の解決に貢献します。
持続可能な社会をつくるSDGsが掲げる目標にチャレンジします!
- 活動領域:環境持続可能な地域環境への取り組み
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重点的に取り組むべき内容
【水資源保護】水資源保護の取り組み
製品を製造する際の水使用量の削減・適正な排水管理
製品に使用した水と同等量の水を還元する【エネルギー削減・温暖化防止】 温室効果ガスの排出を抑えその影響を軽減する空容器の回収・リサイクル
サスティナブルパツケージSDGsに関わる各テーマ
SDGsに関わる取り組み事例
- 水資源保護活動の推進(取水管理・水質管理・効率的活用・排水管理・水資源保護)
製造工程における水使用量の削減、製造過程で使用する水の循環、排水管理 - 国頭村水源保護活動協定の締結
- 「い・ろ・は・す」水資源保全プロジェクト
- 環境教育の推進(コカ・コーラ環境教育賞)
- 首里城公園友の会様イヌマキ育樹祭支援
- コカ・コーラ森に学ぼう in 大宜味村(植樹・育樹:2006年森に学ぼうin国頭村から継続)
- ヤンバルクイナ保護活動プロジェクト
- コージェネレーションシステムの導入によるエネルギーの効率利用
- 浦添工場での廃熱再利用によるCO2削減!
- 沖縄県CO2吸収量認証制度の取得
- ピークシフト・ノンフロン自販機の推進
- サスティナブル・パッケージ:B to B(ボトル to ボトル)
- グリーン調達製品の購入
- 活動領域:食の安全と健康(お客様)お客様の健康とハピネスに貢献する活動
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重点的に取り組むべき内容
【飲料価値】幅広い製品ラインアップ
【活動的/健康的な生活習慣】安全・安心な品質の確保
SDGsに関わる各テーマ
SDGsに関わる取り組み事例
- 豊富な製品ラインナップ(特定保健用食品・機能性表示食品)
- 品質を守る独自の基準「KORE」でオペレーションを管理
- ISO14001など国際規格の遵守
- お客様とのコミュニケーション(お客様対応:ISO10002適合宣言)
- 地産地消を応援(沖縄さわやか会)
- 容器の2030ビジョン(廃棄物ゼロ社会に向けての取組み)
- 活動領域:地域社会地域社会に貢献する活動
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重点的に取り組むべき内容
【地域社会】地域貢献活動
【職場】職場の労働安全と人権の尊重
SDGsに関わる各テーマ
SDGsに関わる取り組み事例
- 地域活性化のお手伝い(スポーツイベント、お祭り、文化活動などへの協賛)
- 地域・社会貢献活動支援(各種寄付型自動販売機・自治体との災害協定)
- 地域環境活動(緑化活動・ごみゼロ清掃活動・牧港川クリーンアップ・海岸清掃)
- 奨学支援事業(返済義務のない給付型奨学金)
- 環境教育の活動(森に学ぼうプロジェクト・環境教育賞の懸賞)
- 職場における労働安全
- 人事制度の充実
『無菌充填製造ライン』お披露目会を浦添工場で開催
2021年10月14日・28日に『無菌充填製造ライン』を関係者及び報道陣へ公開しました。当社が導入したシステムは、プリフォーム(ペットボトルとして膨らませる前段階)を電子線で殺菌。この工程が日本初のシステムで、環境負荷軽減を図っています。
なお、この新ラインの整備で、今後自社製造の比率70%以上を目指します。地球温暖化対策
ピークシフト自販機の展開
「ピークシフト自販機」とは、電力使用がピークとなる時間帯に冷却運転を停止し、最長16時間冷たい製品を販売できる超省エネ型の自動販売機です。真空断熱材の採用により保冷機能を高めることで、冷却のための電力使用を日中から夜間にシフト。日中の消費電力を95%(※)削減できるようになりました。この「ピークシフト自販機」は、2013年度の「省エネ大賞」で最高賞である経済産業大臣を受賞。「第10回エコプロダクツ大賞」で推進協議会特別賞(節電優秀賞)を受賞しました。
ハイブリッド車両の導入拡大
当社では、物流拠点の統合や配送ルートの見直しなどによる輸送の効率化やエコドライブの推進・徹底を図ることによって、燃費向上とCO2排出量削減に取組んでいます。また、2009年よりハイブリット車両等の環境配慮型車両の導入を拡大しています。
循環型社会
サスティナブル・パッケージ
おいしさを抱くパッケージに求められるのは才色兼備であること。コカ・コーラシステムでは、FUN(楽しさ)のあるデザインを追求するとともに、維持可能な容器という意味の世界共通コンセプト「サスティナブル・パッケージ(持続可能な容器)」を揚げ、環境にも人にも優しい容器開発の実現に取り組んでいます。おいしさを抱くパッケージに求められるのは才色兼備であること。コカ・コーラシステムでは、FUN(楽しさ)のあるデザインを追求するとともに、維持可能な容器という意味の世界共通コンセプト「サスティナブル・パッケージ(持続可能な容器)」を揚げ、環境にも人にも優しい容器開発の実現に取り組んでいます。
グリーン調達製品(再生品)の活用
ユニフォームや空容器回収ボックスなどの販売資材、ボールペンやバインダーなどの広告資材(ノベルティー)に、PETボトルのリサイクル製品を活用しています。
自動販売機の適正処理とリサイクル
自動販売機の廃棄・リサイクルは、法律に基づき「自動販売機マニフェスト」を運用。フロンガス回収や蛍光灯に含まれる有害物質を適正処理するなど、環境負荷の軽減に努めています。
もっとも大切な安心・安全のためのものづくり
厳格な基準に基づく排水管理
清らかな水がなければ、わたしたちの製品は生まれてくることができません。コカ・コーラシステムでは、2006年より世界各国で排水管理の取組みを強化しています。工場から排出される工程排水・雨水・汚水など、すべての排水に対し国際規格であるISOや、水質汚濁防止法や下水道法など、国内の水質基準とさらに厳しいコカ・コーラの「KORE(Coca-Cola Operation Requirements)」の要求事項のどちらか、より厳しい方の基準を適用し、排水処理を行っています。
排水は、1時間に40tの処理能力を持ち2つの槽で希釈された後、ph調整、微生物処理、膜処理を行ない、コカ・コーラシステムの厳しい基準まで浄化され、河川に放流されます。
水の効率利用・水質管理のための
最先端の循環利用水施設
1Lの製品が完成するまでに使用する水量は、平均3.53L(2016年実績)。高い品質を守るために工場の水はその大部分が、実のところ“中身”以外で使われています。製品の原料の他に工場の配管内や容器の殺菌工程などで使用される水が必要とされるためです。当社浦添工場では、コカ・コーラシステムの最先端の設備を利用し、洗浄水をはじめとして工場で使われた水を、RO膜という特殊なフィルターに通して不純物を取り除き、真水に戻します。冷却水や床の洗浄水などとして、可能な限り再利用する循環システムを実現し、水の使用量をできる限り減らす取組みを推進しています。
キレイな真水になった水はラインに戻り、もう一度洗浄水として活躍します。実に90%以上の水がこうして“職場復帰”を果たしているのです。何度もよみがえる工場の水は、スタッフにも負けない働き者なんですね。
ゼロエミッションに挑戦!
おいしいひとときを彩るコーヒーやお茶の製造過程で生まれる「コーヒーかす」や「お茶かす」を農作物の生育に使う堆肥としてほぼ100%再資源化を継続しています。
廃熱再利用によるCO2削減!
従来、工場でのボイラー設備への給水は、排水再利用設備で処理された冷水を使用していましたが、工場内で発生した温水を再利用するボイラー給水加温ユニット導入により、ボイラー燃焼時のエネルギーを抑えることができ、年間石油資源(重油)を2014年度と比較して40トン削減するとともに、CO2の発生を15トン削減する改善を実現しました。また、2016年末にはコ・ジェネレーションシステムの設置も完了しました。これからも、たゆまず現状を見直し、創意工夫を図り、環境負荷への軽減を実現していきます。
- コ・ジェネレーションシステム
- ガスエンジンを天然ガスで稼動させ、発電を行い400kWの電力を工場に供給しピークカットを実施。また、エンジンから出た廃ガスを利用し、ボイラーを稼動させることで、蒸気(熱)も工場へ供給するシステムになっており、1つのエネルギーから2つの異なったエネルギーを生み出して、CO2排出量を年間766t削減しております。
沖縄農林水産関連企業環境対策協議会会員として
沖縄農林水産関連企業環境対策協議会会員として、同会員相互の緊密な連絡を行うとともに、公害防止・資源の再利用等に関する事項についての知識の普及向上を図り、農林関連企業の健全なる発展と環境保全に寄与するため、県内での会員活動に参画しています。
マネジメントシステム「KORE」
コカ・コーラシステムは、2010年より世界共通で「KORE(Coca-Cola Operation Requirements)」※1、2と呼ばれる独自のマネジメントシステムでオペレーション管理を行っています。「KORE」は原材料の調達から製造、物流・輸送、販売を経てお客様に製品が届くまでの過程における「品質」「食品安全」「環境」および「労働安全衛生」に関する基準を網羅したシステムで、国際規格であるISOや各種法令の要求事項を満たしつつ、さらに厳しい基準を自ら課す内容となっています。オペレーションのチェック機能は、審査登録機関による各要求事項へのパフォーマンス測定が少なくとも年1回行われており、社外第三者からの客観的評価が加わることでマネジメントシステムの公明・公正な運用が保証されています。
※1「KO」は、ニューヨーク証券取引所に上場しているザ コカ・コーラ カンパニーの略称
※2 KO Operating Requirements(コカ・コーラ オペレーティング リクワイアメント)の略称
- 水資源保護活動の推進(取水管理・水質管理・効率的活用・排水管理・水資源保護)